研究室環境

学生室はかなり広く,飯野研とルームシェアしています. 電子レンジやソファ,冷蔵庫,ポット,掃除機などの生活用品が一通り揃っています.研究に没頭するときも,快適な環境で集中できると思います.

快適に研究して成果を挙げてもらうため,可能な範囲でノートPCやディスプレイを揃えています. 大規模なシミュレーションやデータ分析を行うときは,研究室内の高性能デスクトップPCや学術クラウドを利用できます. Wi-Fi やプリンタ,ファイルサーバなどもあります.

研究室の運営

研究室運営に関する基本的な考え方についてですが,基本的には皆さんを大人として扱います(自由には責任が伴うという意味で).なので,研究進捗・連絡・ゼミ参加などの基本を踏まえた上で,コアタイムは設けませんし,やることをやっていればOKです.

週2回のゼミを対面で行っています.曜日・時限は,半年ごとに研究室メンバーの都合に合わせて決めます.夏と春には長期休みがあります.

配属後の流れ

配属が決まったら,希望を伺って卒論テーマを割り当てます.私が指導できない内容だったり,一つのテーマにあまりに多くの人が集まった場合は調整するかもしれませんが,なるべく希望を優先したいです.大学院に進学する場合,息の長いテーマにしたいです.

最初は,私から研究の背景や基礎知識を講義し,各自の卒論テーマに関する演習に取り組みます.そして,7月の発表会に向けて輪講を行います(教科書や論文を読んで内容を紹介する). 後期は,2月の卒論発表会に向けて研究を進めていきます.

学会発表

大学院生を中心に,研究内容がまとまったら学会で発表します.学部4年生で発表することもあります. 必須ではありませんが,社会人生活を左右するプレゼンスキルを磨くチャンスなので,上手く利用してください. 旅費と参加費は研究室から出します.

大学院への進学

専門性を活かしてキャリアを築いていくため,私個人としては大学院への進学を勧めます.これは,研究職に限らず,セールスエンジニアのように純粋な技術職ではない場合も含みます. 大学院およびその後の実務で専門性を高められれば,ジョブマーケットでの価値が安定するので,その後の人生で主体的にキャリアを選べるでしょう.

院進については,豊浦研のサイトが充実していますので,そちらもご覧ください. ご家庭の事情なども考慮した上で,よく考えてみてください.

ネットワークの仕事

ネットワーク技術は安定した基盤技術でありながら,AIなど新技術への適応も行われ,安定と変化のバランスを重視する人に向いていると思います.

AIのような変化の激しい分野と比べると,ネットワークは基盤がしっかりしています.世界はインターネット(TCP/IP)でつながっていますが,全装置を一斉にアップグレードするのは非現実的なので,この技術基盤が大きく変わることはないでしょう.実際,TCP/IPの基本的な姿は何十年も変わっておらず,一度技術を身につければ長期にわたって役に立ちます.

とはいえ,まったく変化がないわけではありません.インターネットは人間社会のほぼすべてをつないでいるので,たとえばAIのような新興分野が現れると,それに合わせたチューニングが行われます.HTTPもSNSの発展に合わせてバージョンアップしました.

基盤となる技術を活かしつつ,時代に合わせて変化していくバランスを求める人には,ネットワーク分野は向いていると思います.